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2007年12月

暑い9月がやっと終わり、10月は寒い秋と変化し、11月になって少し遅い紅葉が始まり、その後、暖冬かと思うと結構寒い冬を迎えている今日この頃です。8月以降の最近のことを書きつらねてみます。
8月の夏期休診期間に、これまで2回登頂している白馬岳に、今回は栂池自然園のほうから、白馬乗鞍岳経由で、テントを担いで妻と二人で縦走して登頂。これまでで一番天気が良かった白馬岳でした。


8月6日(月)
大糸線の白馬大池で下車し、ネットでみつけて予約していたプチホテル シャンツェ(http://www2u.biglobe.ne.jp/~schanze/)に到着。
この原稿を書いている時に、ホームページを開いてみると、初雪の降った10月21日の白馬連峰の写真が掲載されていました。

8月7日(火)
朝8時に栂池自然園を出発し、天狗原、乗鞍岳(2436.7m)、白馬大池、小蓮華山(2769m)を経て、15:40ころに、白馬岳山頂(2932.2m)に着。白馬山荘のテント場にて幕営。

車窓からの富士山の写真
車窓からの富士山の写真
白馬岳に向けて出発
白馬岳頂上付近

8月8日(水)
4時に起床、6時ころ出発で、杓子岳、鑓ヶ岳を経て、天狗山荘で小休止の後、11時ころ出発で、天狗の頭、天狗の大下り、不帰(かえらず)のキレットを越えて、17:30に唐松岳(2696.4m)に到着。テント2泊目の夜を迎えました。夕日の沈むまで立山連峰がよく見えました。

8月9日(木)
5時起床。7時すぎ出発で、八方尾根を経由して下山しました。途中で、登って来たコースの白馬岳前後の連峰がよく見えました。
この日は、以前よくお世話になった「かんてら」(http://www.kantera.jp/)に宿泊しました。

高野山 町石道
高野山 町石道
唐松岳の朝
かんてらの写真

8月10日(金)
大糸線の南小谷(みなみおたり)駅に送ってもらって、糸魚川経由で、北陸の町、金沢に宿を求めて下車。近江町市場にて新鮮な海鮮の定食を頂きました。古い町並みをあちこち彷徨いました。
車窓からの富士山の写真
車窓からの富士山の写真
金沢近江町市場
金沢尾張町の古いお味噌屋さん


8月11日(土)
金沢の町の地理にも大分詳しくなったこの日は、県庁のそばに新しくできた金沢21世紀美術館で、いろいろな芸術作品を楽しむことができました。
車窓からの富士山の写真
 
金沢21世紀美術館

8月13日(月)
お盆に入りましたが、クリニックは夏期休診明けの初日で、忙しかったです。この日も朝はランニングしました。登山旅行ではむしろ体重が増加していました。この後もほとんど毎日早朝ランニングをして、この週の最後には、1週間で2.5kgの体重減少となりました。

9月1日(土)
葉加瀬太郎コンサート
堺市民会館に「エトピリカ」や「情熱大陸のテーマ」が鳴り響きました。公演終了後、握手させてもらいました。彼は私と誕生日が同じ1月23日です。

9月7日(金)
夜診終了後、大阪市谷町6丁目の薬業年金会館へ。IBD(炎症性腸疾患)ミニカンファレンスに参加。複雑な瘻孔を形成したクローン病の症例や、レミケード初回投与が著効した小腸大腸型クローン病の症例が呈示されていました。

9月8日(土)
午前の診療を済ませて大急ぎで、大阪市内の大阪国際交流センターへ。この日は日本消化器病学会近畿支部第87例会で、その昼のランチョンセミナーの時間に、昨夜もあったIBDミニカンファレンス発足10周年特別企画で、ミニカンファレンスのミニデモ版をということで、学会会場でミニカンファレンスを行うことになって、日清キョーリン製薬の会社担当者から、指定発言者を依頼され、症例が2例呈示されたうちの1例について、質問させて頂きました。
1例は、潰瘍性大腸炎で多発ポリープ状の変化を来して、癌合併も否定はできないとのことで大腸亜全摘術を受けた症例でした。最終的には、やはり癌合併がみられたのですが、炎症性腸疾患に合併する大腸癌の肉眼型としては、こうした多発隆起型は非典型例であることをコメンテーターの大川先生が注目される点として挙げられていました。もう1例も潰瘍性大腸炎でステロイド大量療法も奏功せず、手術になった症例でしたが、ステロイドの大量療法に肺感染症が悪化するという途中経過が問題となっていました。
このカンファレンスが終了した後は、同じく日本消化器病学会近畿支部の教育講演会に参加しました。

1.大腸早期癌の治療 平田一郎(藤田保健衛生大学 消化管内科)
2. 食道癌の集学的治療 土岐佑一郎(大阪大学 消化器外科)
3. 胃癌の治療 豊永高史(神戸大学 光学医療診療部)
4. 肝癌の治療 關 壽人(関西医科大学 消化器肝臓内科)
5. 胆膵癌の外科治療 西野裕二(市立柏原病院 外科)

豊永先生のお話をまとまって伺うのは初めてでしたが、胃内の早期癌ならどんな場所でも切除は可能という先生のアルピニストを連想させる自負を感じさせられる講演でした。

この後、阪大53年卒の開業医が主に集まる秋の同窓会に参加しました。阪大教授の高原先生も参加し、来年夏の5年ごとの全体の同窓会の話(2008年8月23日)もされていました。もう卒後30年になるのです。こうして長い9月8日が終わりました。

9月16日(日)
かねてから、クリニックの透視台でほとんど胃透視の撮影をしていないこと、その透視台のX線装置で胸部や腹部の単純X線だけを撮影している現状を、フィルムレスの電子化(デジタル化)に変更したいと大阪梅田のスカイビルにあるRFという会社に向かいました。担当者と面談し、実際の画像や装置を見せてもらいました。後日、島津製作所の方とも面談し、現在の透視装置を単純X線撮影装置に変更する件も決めました。

9月22日(土)
御堂会館
Medical Tribune C型肝炎セミナー
「新しいC型肝炎診療の実際 変わる診断と治療」
今回紹介され、今後登場するであろう新薬がインタ-フェロン難治例に奏功すればよいのですが。


9月23日(日)
朝のランニングの後、電車で、奈良に向かいました。
長谷寺という牡丹で有名なお寺を訪ね、続いて、榛原まで、東海自然歩道を約12km歩いて、「あまから手帖」という雑誌で、紹介されていた蕎麦屋の、
「一如庵」
(奈良県宇陀市榛原区自明1362 TEL/FAX0745-82-0053)
に伺い、そばのコース料理を頂きました。若いご夫婦が自宅を改造されて始められた落ち着いた和の雰囲気のお店ですが、遠方からの客をよくもてなして下さいました。
おいしいお蕎麦で、もっと食べたかったのですが、その日のお蕎麦の最後の分を食べ尽くしました。我々が、発行された最新号の「あまから手帖」を見て最初に来た客だったようです。
車窓からの富士山の写真
 
一如庵の店内

9月24日(月)
連休のこの日は雨でした。難波パークスシネマで、「めがね」を見ました。「かもめ食堂」と同じ荻上直子監督の作品です。

9月30日(日)
大阪海遊館のそばにあるギャラリーであった長女の属する大学のグループ展を見に行き、両親とも合流しました。

10月1日(月)
市立堺病院の内科から、研修医の林先生がクリニックでの1週間の見学研修に来られました。

10月6日(土)
研修医の林先生は、中学生時代から、ファゴットを吹いていて、現在は、堺市の市民交響楽団にも属していて、研修最後のこの日、リクエストに応えて数曲披露して下さいました。


10月7日(日)
和泉市の槇尾山に登り、続いて、ロープを伝って急な斜面を降りて行かないと到達できない「清水(きよず)の滝」を見て下山しました。
車窓からの富士山の写真
 
清水の滝

10月13日(土)
大阪内科医会の第1回の推薦医部会が梅田のザ・リッツカールトンホテルでありました。
関西電力病院の院長の清野先生の「糖尿病医療の新戦略」という講演を伺いました。

10月14日(日)
このところ毎朝のランニングのコースの途中で集団で生活している野良猫グループにキャットフードを配っているのですが、そのうちで、幼い猫を保護する件や、雌猫を避妊させる件などでご近所の愛猫家の人たちに来てもらい今後のことを相談しました。

10月15日(月)
電子カルテのコンピューターがかってにシャットダウンするという現象が起こり、みてもらいました。
診察は20-30分間ストップしましたが、大事には到りませんでした。

10月17日(水)
再び、コンピュータートラブルが生じ、IBMに直接見に来てもらい修理してもらいました。
電源に関係する部品が消耗していたようです。
5年過ぎればいろいろとコンピュータートラブルを生じてもおかしくはないのかもしれません。


10月18日(木)
JDDW2007(消化器病週間;消化器病に関連する合同学会週間)が、神戸のポートアイランドで始まり、この日を含めて、クリニックは3日間休診としました。
午前はシンポジウム「C型肝炎の最新治療、評価、今後の展望」を聴き、夜はサテライトシンポジウムで、B型肝炎の講演を聴きました。
虎の門病院の熊田先生の「B型慢性肝疾患に対する治療の現状と今後の治療戦略」で新薬のお話も聞くことができました。
高野山 町石道
 
ポートピアホテル玄関にて

10月19日(金)
JDDW2日目
午前はパネルディスカッションの「B型慢性肝炎治療の新展開」を聴き、ランチョンセミナーで再び、熊田先生の「慢性肝炎治療の将来展望」、夜のサテライトシンポジウムは「C型慢性肝炎治療 日米における最近の話題」を聴きました。

10月20日(土)
JDDW3日目
この日はシンポジウム「特殊光観察(拡大内視鏡、NBIなど)による内視鏡診断」を聴き、ランチョンセミナーは慶應の日比先生が司会されて、Mayo Clinicから来られたSunanda V.Kane女史に「Continuation of 5-ASA Therapy in Ulcerative Colitis」と題して、ペンタサ(5-ASA)による潰瘍性大腸炎の緩解維持療法の大切さを強調した講演をうかがいました。
午後は、シンポジウム「効果的な肝がんスクリーニングのストラテジーをめぐって」を聴きました。
夕方に、元町の「梅の花」で、市立堺病院の消化器内科のOBと一部現役の先生にも参加してもらい懇親会を開きました。
寺井先生ははるばるこの日、長崎からかけつけてくれました。塩谷先生も遠路、金沢からやってきてくれました。他に、鞆津、由良、岸田、辻江、北村、光藤らの諸先生が集合。

10月27日(土)
島津メディカルの工事担当者が来院し、透視台を撤去し、かわりに新しい単純X線撮影装置を設置してくれました。この透視台は、大阪市内で開業している市立堺病院外科OBのK先生の医院に運びこまれ、古い透視台と交換されました。
クリニックの透視台のあった部屋は単純X線撮影装置に置き換わったことで、かなりスペースに余裕ができました。
後日、ここで心電図計、骨塩定量(超音波式骨密度測定)装置、脈波心機図計(動脈硬化度測定装置)を処置室から移動して測定できるように模様替えしました。

10月28日(日)
長女と妻と一緒に3人で、奈良の室生寺のそばの室生山上公園、芸術の森に行き、広い山野に点在する野外彫刻を鑑賞しました。
さらに、先日の近鉄の榛原駅から4-5kmほどのお蕎麦の「一如庵」を再び訪れ、おいしい昼の膳を頂きました。その後、曽爾高原に向かい、夕陽が沈む直前のススキの野原や、この時期だけ暗くなって灯された灯籠がぐるっと大きな輪を描いて林立している光景を曽爾高原を見下ろす丘陵から眺めたりしました。

高野山 町石道
高野山 町石道
室生山上公演 芸術の森
曽爾高原の夕陽


10月30日(火)
RFの会社の担当者が来院し、単純X線装置からの照射を受けるデジトゲンと呼ばれる装置と関連のコンピューター端末や読影のためのモニターを設置しました。
これで、X線撮影と画像確認が短時間でデジタル化された状態で可能となりました。
高野山 町石道
 
新しいX線装置とRFのデジトゲン



11月3日(土)
祝日のこの日は、兵庫県明石市に近い塩屋に向かい、両親と合流して、旗振山という小高い山に登り、下山してから、須磨駅前の商店街にある寿司屋で、卯の花寿司という、鯖の握り寿司に味をつけて煎ったおからをかけた寿司を頂きました。
結構おいしくて、また食べに行きたくなりました。
高野山 町石道
 
旗振山のウバメガシの林


11月4日(日)
弁当を持って、和泉市リサイクル環境公園に久しぶり歩いて行き、コスモスとひまわり(この時期に咲く)を見て来ました。

11月10日(土)
堺市医師会60周年記念式典と懇親会がありました。

11月18日(日)
例の野良猫たちの集団の中の雌猫を一匹捕獲して、依頼してあった動物病院に避妊手術のために連れて行きました。

11月22日(木)
第78回市立堺病院CPC
市立堺病院 3階 講堂。
「肺癌の化学療法が奏功せず死亡した1例」
「血液疾患の治療開始後、脳出血で死亡した1例」
以前クリニックに研修に来てくれた小林先生も発表されていました。
1例は、肺に3つの異なる病理組織像の癌が重複した珍しい症例、2例目は死因が謎であるが、血液学的に解釈できないこともないという難しい症例でした。

11月23日(金)
この日、朝のランニング後に今年最低の66.6kgまで体重が減少。これでBMI(体重÷身長2乗)が24.3ほどです。春には77kgほどの体重だったので、たまに来られた患者さんは私のやせ様に驚かれています。

12月1日(土)
阪大医学部堺支部の忘年会が堺東の料亭でありました。
この日元気に挨拶された昭和18年卒で、堺市医師会長も勤められた武内先生が12月10日に享年90歳で亡くなったという突然の訃報が入ってきて驚きました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

12月4日(火)
昼休みの時間帯に産業医研修会で、堺市の南方にある新日本工機(株)信太山工場での実地研修に参加しました。
「マザーマシン」という言葉は別の会社のコマーシャルで聞いたことはあったのですが、自動車や、航空機などを作る工場で使用される機械を作るための機械を作っている会社で、他には、各種の飲料のアルミ缶を作ったり、アルミ缶にペイントするための機械も作っていました。
とにかく、ミクロン単位の精度が要求される機械のようで、その技術力に驚かされました。
アルミ缶のプルトップがついているふたの部分のデザインや作り方についての話も興味深かったです。
工場内での健康管理活動の話も面白かったです。

12月6日(木)
午後は、堺市内で「健保指導講習会」が開かれ参加しました。
夜は27回目の結婚記念日をささやかに祝いました。

12月7日(金)
IBDミニカンファレンスに、夜診が終わってから飛んで行きました。
今年最後のカンファレンスに年末ながら、多くの医師が参加していました。
第40回という節目の会でもありました。
症例検討では、多発消化管穿孔で緊急手術になった腸管ベーチェット病の症例が印象に残りました。
また、2歳4ヶ月で発症し、6歳ころに全大腸摘出している現在11歳の男児の回腸嚢炎の繰り返しに対しての治療検討も私には見当のつかない話でしたが、いろいろと参考になりました。

12月8日(土)
昨年と同じ、中之島交流センターで、阪大医学部53年卒の同窓会忘年会が開かれました。
医療崩壊の話、職場の話、趣味の話、自らの健康状態の変化、来られなかった同窓生の近況報告など、話は尽きませんでした。

今年も後半は特に瞬く間に過ぎて行ったような気がします。
今年お世話になった皆様に、お礼を申し上げて、このおたよりを終わります。また、来年もよろしくお願い申し上げます。

今年の後半に、また家族が増えました。グリとすみっこという2匹の雄の子猫たちです。
グリはずんぐりのグリ、すみっこは、控えめでちょっと恐がりで、隅に隠れようとすることが多かったので、すみっこと名付けられました。 2匹の写真を最後にこの項を閉じます。

高野山 町石道
高野山 町石道
すみっこ
グリ

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