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2006年8月3日

このお便りを5月の連休明けには更新しようと考えていたのですが、あっという間に長い梅雨が過ぎ、前回以来半年間も更新できなかったほど、日常の業務や雑事に追われていたことになります。猛暑が始まりかけている昨今、皆様如何お過ごしのことでしょう。 おかげさまで、クリニックは4周年を迎えることができました。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

この間の主な勉強の機会や出来事をひろってみます。

2 月 18 日 ( 土 )
「堺市消化管疾患・学術講演会」(リーガロイヤルホテル堺)
「大腸癌に対する診断と治療の進歩」大阪医科大 一般・消化器外科 助教授 奥田準二先生
大腸癌の内視鏡下手術についての先端的な話を伺いました。
「H.pylori感染に関する最近の話題」
国立国際医療センター内視鏡部長 上村直美先生
ピロリ菌除菌と胃癌についてのお話を伺いました。ピロリ感染と胃炎の内視鏡所見について大変参考になるお話が多かったです。

3 月 4 日( 日 )
「第76回日本消化器内視鏡学会近畿地方会」
シンポジウムで、早期大腸癌、早期胃癌、早期食道癌例発見時に内視鏡下切開剥離法(ESD)を依頼している岸和田徳洲会病院消化器内科の豊永高史先生のお話を聴くことができました。これまでに当院から15例ほどの患者さんを紹介して、大変お世話になっています。

3 月 9 日( 木 )
「17回大腸病態治療研究会」(ホテルグランビア大阪)
プログラム1:症例から学ぶ「痛恨の極み その対応」
黒川彰夫 根津理一郎 北野厚生各先生
プログラム2:「臨床栄養学からみた炎症腸疾患」
徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部
臨床栄養学 教授 武田英二先生
炎症性腸疾患について定期的に様々なテーマで開かれている会です。プログラム1で、根津先生が炎症性腸疾患の手術例で遭遇した様々な合併症例について発表されていました。

3 月 11 日( 土 )
「第78回 日本胃癌学会総会」(大阪国際会議場)
3月9日からの会ですが、最終日のこの日に参加しました。市立堺病院院長である外科の古河洋先生が会長になって開かれた会です。「胃癌診療のエビデンスを求めて」というテーマが掲げられた会で、
日本発の有効な胃癌化学療法発信に向けて近畿で頑張っておられる古河先生らの意気込みが伺われる会でした。


3 月 19 日 ( 日 )
和泉リサイクル環境公園まで歩きに行き梅林の梅をみることができました。
和泉リサイクル環境公園 の
 
和泉リサイクル環境公園 の
枝垂れ梅

3 月 23 日( 木 )
「第69回市立堺病院CPC」(市立堺病院3階講堂)
「治療に反応しない閉塞性黄疸の一剖検例」
膵頭部癌で、閉塞性黄疸になっていた症例が胆管ドレナージできていたにもかかわらず、黄疸の十分な改善がみられず、胆道感染も合併して手術できずに亡くなったという経過について色々と討論がありました。


3 月 26 日( 日 )
再び、和泉の名所である池上曽根遺跡まで歩いて行きました。弥生時代の遺跡が発掘されて、建物が再現されています。
池上曽根遺跡
 
池上曽根遺跡

3 月 30 日( 木 )
クリニックの看護師Tさんが、助産師の学校に入学し学生生活に入るため退職することになり、送別会を堺市内のお寿司屋さんで開きました。まだ幼い二人のこどもさんの育児も大変ですが、頑張って下さい。


4 月 7 日( 金 )
クリニックそばの大仙町の桜並木の写真を昼休みに撮りに行きました。
大仙町の桜並木
 
大仙町の桜並木

4 月 8 日( 土 ) 「Hepatitis C Japan Summit 2006」(帝国ホテル 東京)
First Session日本のスタディで何がわかったか?
Second Session効果を上げる為には如何にすべきか?
Third Session今後の治療対象症例とHCV治療の将来展望
虎ノ門病院の熊田博光、大阪大の林紀夫、平松直樹、武蔵野赤十字病院の泉並木、国立病院機構 長崎医療センターの八橋弘、札幌厚生病院の豊田成司、山梨大の榎本信幸、鹿児島大の坪内博仁、京都府立医科大の岡上武らの諸先生や、海外からの医師も招聘しての大きな会でした。午前の診療を済ませて何とか3時半ころに有楽町に着いて会場に直行しました。日常のC型肝炎治療で疑問を抱いていたことがらのいくつかについて、現時点での回答を得ることができ、C型肝炎治療の近未来像を覗くことができた会でした。

4 月 23 日( 日 )
堺市医師会の救急当番で、宿院休日急病センターに日直で出向しました。嘔吐と下痢の急性ウイルス性胃腸炎の患者さんが多い日でした。

4 月 27 日( 木 )
「第70回市立堺病院CPC」(市立堺病院3階講堂)
下腿浮腫・蛋白尿で経過中、胸水貯留と呼吸困難をきたし胸部X線で両側広範囲にスリガラス影を認めた一症例
結果的には膜性腎症とCMV(サイトメガロウイルス)肺感染を合併した症例ということでしたが、いろいろと謎の多い症例検討でした。


4 月 29 日( 土 )
しばらくウォーキング、クライミングの機会がなく、運動不足状態でしたが、この日、家を出て松尾寺を含めて近郊ウォーキングをしてから、電車で梅田と心斎橋にでかけ、2万5千歩ほど歩きました。

松尾寺 和泉リサイクル環境公園 の 和泉リサイクル環境公園 の
松尾寺
和泉リサイクル環境公園
チューリップ畑
和泉リサイクル環境公園 の芝桜


4 月 30 日( 日 )
前日に続いて、今度は、久しぶりに和歌山の高野山に電車で出かけ、金剛峯寺根本大塔のあたりから、以前も紹介させて頂いた町石道を九度山まで下りました。距離は22-23kmほどで、その前後の歩行も含めて約4万歩ほど歩いて、二日間でフルマラソンに匹敵する距離を歩いたことになります。普段毎日1万歩ほど歩くことができればいいのですが。建築家の安藤忠雄氏が朝日新聞に投稿されていて、建築家も体力勝負で、毎日自分なりの柔軟体操や腕立て伏せ、腹筋運動などとウォーキングで身体を鍛えているとのことで、それにならって私も短い時間でもこうした運動をこのところ意識して朝晩に行うようにしています。医師も結局は体力勝負だと思います。

高野山金剛峯寺西塔 町石道途中 九度山柿畑と紀ノ川
高野山金剛峯寺西塔
町石道途中
九度山柿畑と紀ノ川


5 月 5 日( 金 )
さらに、この日は、連休最後のほうになりましたが、三重県の名張(なばり)に近鉄電車ででかけ、以前は手前の赤目(あかめ)駅から赤目四十八滝に歩いて行ったのですが、今回は、倶留尊(くろそ)山に登りました。標高1000mほどの山ですが、隣が曽爾(そに)高原という秋のススキが有名な高原で、ながめがよかったです。倶留尊山は日本「三百名山」に属しているようです。2万5千歩ほど歩きました。

倶留尊山から下山途中
曽爾高原
倶留尊山から下山途中
曽爾高原

5 月 10 日( 水 )
「胃癌の話」(堺医師会館)
古河洋先生が堺市医師会の会員を対象に講演されました。私達内視鏡検査をしている開業医の務めはできるだけ早期の胃癌をみつけて、しかるべき施設に紹介するということになると思います。比較的早期に発見されてESDや手術ができればよいのですが、切除不能の進行症例に対してより有効性の高い胃癌化学療法が開発されることを期待して止みません。

5 月 13 日( 土 )
「メタボリックシンドロームと糖尿病-日本そして世界の取り組み-
」と題した講演会(新高輪プリンスホテル)に参加するために先月同様、午前に診察を終えて新幹線の人となりました。二月連続で東京に行くのは私にとっては珍しいことです。
1.「メタボリックシンドローム-世界における最新の考え方と取り組み-」ハーバード大のFrank M.Sacks先生の講演
2.「早期糖尿病」 Joslin Diabetes CenterのEdwards S.Horton先生の講演
パネルディスカッション「日本における早期糖尿病の治療・管理-血糖コントロールからイベント抑制まで-」
といった内容で、東大の門脇孝、順天堂大の河盛隆造両先生が講演とパネルディスカッションの座長となって、現在注目されているメタボリックシンドロームと早期糖尿病についての話題が提供され、全国から多数の内科医師が集まりました。

5 月 14 日( 日 )から5月16日(火)
第71回日本消化器内視鏡学会総会(京王プラザホテル)
そのまま東京に滞在して、この学会にも参加しました。オリンパスの新しいNBIシステム内視鏡や経鼻内視鏡を実際に見たり、触ったりもしました。5月14日はジャズピアニスト本田竹広氏の追悼ライブが新宿ピットインであり、そちらにも参加しました。日本の有数のジャズプレイヤーが一堂に会し、熱のこもった演奏が繰り広げられました。以前から親交のあるピアノの市川秀男氏、以前紹介させてもらったベースの鈴木勳氏らと歓談する機会もありました。


5 月 21 日( 日 )
「二人のよしのり先生を囲む会」が環状線福島駅そばの吉野屋で開かれました。長い間、高知県の公衆衛生活動に携わってこられた後、今年3月に高知県での勤務を終え、大阪府健康科学センターに4月から勤務されている石川善紀先生と、市立堺病院のOBでその後、大阪大学公衆衛生教室に属しながら、瀬戸内海の邑久光明園やミャンマーでレプラの診療や患者支援に関わってこられた青木美憲先生を囲んで、高知県の無医地区でのフィールド活動を続けていた大阪大学農山村医療研究会のOBがひさしぶりに多数集まりました。  
吉野屋で
 
吉野屋で

5 月 26 日( 金 )
夜診を終えて、市立堺病院がもとあった場所に近く、以前からよく利用させてもらっている中華料理店の泰平楼(たいへいろう)に向かいました。市立堺病院消化器内科の由良先生の送別会がありました。消化器内科の中堅医師としての勤務ご苦労様でした。

6 月 3 日( 土 )
リーガロイヤルホテル堺であった「肝がん撲滅運動」学術講演会に出席しました。阪大で同窓生だった今井康陽先生がC型肝炎ウイルスについて講演し、近畿大学の工藤正俊先生が肝細胞癌の診断と治療について講演されました。
この日は、クリニックに新しく採用した二人の看護師FさんとOさんの歓迎会もありました。

6 月 10 日( 日 )
和泉中央の和泉シティプラザ弥生の風ホールで「モーツアルト生誕250年弥生の風クラシックコンサート」があり、モーツアルトの曲を井上道義氏の指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏で聞きました。「アイネクライネナハトムジーク」を最後に演奏する前に井上氏がきさくに壇上から聴衆に向かって曲やモーツアルトのエピソードについてお話されたのが印象的でした。


6 月 17 日( 土 )
クリニックから歩いて10分ほどの所にある、石窯でピザを焼いている「Wing Tip」で昼食後、雨天でしたが、大仙公園、仁徳天皇陵の前を通ってJR百舌鳥駅に向かいました。

大仙公園
仁徳天皇陵正面
大仙公園
仁徳天皇陵正面


6 月 18 日( 日 )
「父の日」でもあるこの日、堺市内の旧街道を長距離歩いて、白鷺公園の菖蒲を見たりした後、また泉北までもどって来て、FIFAワールドカップの日本対クロアチア戦がある時間に夜道を歩いていたら、草むらから子猫らしい鳴き声が聞こえてきました。捜索すること1時間30分ほどしてやっと飛び出してきた子猫を保護し、がりがりに痩せた身体を抱いて帰宅しました。生後1ヶ月未満で450gほどしかない雌猫でした。その後、獣医さんに数回診てもらい、よく食べよく遊び、あっという間に1.5kgほどに体重も増え、先輩雄猫たちに君臨するまでの元気さを見せてくれています。名前はミーレとつけました。ドイツの家電メーカーの名前です。
白鷺公園の菖蒲
 
白鷺公園の菖蒲

7 月 8 日( 土 )
和歌山市のアバローム紀の国というシティホテルで開かれた、日本消化器病学会近畿支部第21回教育講演会に参加しました。
「GERDの病態と治療」蘆田 潔(大阪府済生会中津病院 消化器内科)
「ヘリコバクター・ピロリ感染と胃癌」東 健(神戸大学 消化器内科)
「中・下咽頭表在癌のリスクと診断・治療」武藤 学(国立がんセンター東病院 消化管内科)
「別角度からみた炎症性腸疾患の臨床」多田正大(多田消化器クリニック)
「肝細胞癌の診断と治療:最近の進歩」工藤正俊(近畿大学 消化器内科)
「ウイルス性慢性肝炎の治療」西口修平(兵庫医科大学 内科学肝胆膵科)
どのテーマもコンパクトに最近の知見がまとめられていて、勉強になりました。

7 月 13 日( 木 )
C型肝炎 病診連携セミナー リーガロイヤル堺
「肝臓領域の画像診断?最近の話題? 〜超音波画像診断を中心に〜」市立貝塚病院 藤本研次先生
「肝発癌抑止を目指したC型慢性肝炎・肝硬変の治療戦略」
大阪労災病院 吉原治正先生
吉原先生はC型肝炎治療について、ガイドラインにもとづいて要領よく説明されていました。

7 月 27 日( 木 )
堺市Amaryl 6周年記念 イブニングセミナー リーガロイヤル堺
「超高齢社会に向けた糖尿病治療戦略」神戸大学大学院 医学系研究科 老年内科学  横野浩一先生
Amarylという経口糖尿病剤が発売されて6年が経過したことを記念して、開かれた会でした。横野先生は超高齢社会に日本が突入しつつあることと、高齢者の糖代謝に関する特異性や全身状態を考慮しながら、血糖コントロールする上で注意すべき点などについて述べられていました。

8 月 2 日( 水 )
当クリニックの4周年記念日です。特別なこともせず、いつものように診療を終え、開院初日にあったいろいろな大変なことを家内と一緒に思い出しながら、遅い夕食を摂りました。

8 月 3 日( 木 )
TV Takeda Alimentary Conference ポルタスセンタービル
座長:虎の門病院 消化器科 矢作直久先生
「拡大内視鏡 pit pattern 診断の基本と最近の知見」
昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
工藤進英先生
日本から世界に向けて主に大腸早期癌に関する消化器内視鏡診断を発信し続けて、評価されている工藤先生の講演を衛星放送中継で見聞することができました。先生には一度堺で講演して頂いた際に、一緒に食事をさせて頂いて、沢山の苦労話を聞かせて頂いたこともありますが、並外れたバイタリティーを持っておられることはその時にも感じました。


最後に、このお便りを読んで下さっている方で、堺市内か、和泉市に在住の方に、8月中に和泉中央にあるラ・ガレットというお店に ガレットを食べに行って頂きたく紹介をさせてもらいます。
和泉市のぞみ野3-778-83-1F Tel:0725-54-2424
ガレットはフランス北西部ブルターニュ地方の郷土料理で、そば粉を使ったクレープです。このお店を昨年10月に開いた若いオーナーシェフはパティシエ出身だそうですが、ガレットだけで訪れる客を十分満足させられる腕を持っておられます。前菜や冷製スープや、自家製ジャムやクレープも楽しめます。こんなお店は大阪市内には数軒あるかもしれませんが、泉北にはありません。しかし、残念なことに先日伺うと営業がおもわしくないために、8月で閉店することになりそうと仰っています。金曜日が定休日ですが、お昼と夜の部があり、お時間ある方は是非一度、足を運んで下さるようお願い致します。
最後の最後に最近のミーレの写真を載せて今回の院長だよりをお開きとさせて頂きます。
 
膝の上のミーレ
膝の上のミーレ

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